【 TRPGやろうぜ!】上級者向け どんな世界も作れる魔法のようなTRPG 王道ファンタジー、現代、近未来SF、大好きな漫画&アニメ、映画まで

TRPGやろうぜ!

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【 TRPGやろうぜ! 其の5 】

今回は、TRPGの作品タイトルを紹介です。

過去2回紹介したタイトルは初心者向けでしたが、今回紹介するタイトルは、ちょっと上級者向けです。

タイトルにもある通り、知らない人は、ちょっとびっくりする魔法のようなTRPGです。

「GURPS」という名のTRPGルールブック

今回紹介するTRPGは、こちら。

『ガープス・ベーシック 汎用ルールブック』(1992)
 角川スニーカー・G文庫

 著 :スティーブ・ジャクソン
 監修:安田均
 翻訳:佐脇洋平とグループSNE

何やら、ちょっと謎めいた表紙イラストですね。

あらゆる分野に対応できる魔法のようなルールブック

TRPGは、ファンタジー、SF,、ホラーなど様々な分野で存在していますが、作品によってルールブックが存在すので、そのたびに必要であり、システムやルールも大小違いがあります。

しかし!

この「GURPS(ガープス)」という名前のTRPGは、あらゆる分野、ジャンルに対応できる汎用ルールブックなのです!

ままさに魔法のようなTRPG.。

その基本となるルールブックが、この『ガープス・ベーシック』です。

設定やキャラクターなどを作ることが得意な人なら、剣と魔法のファンタジー世界はもちろんのこと、お気に入りの漫画やアニメ、映画まで自由に作ることができてしまうのです!

・剣と魔法のファンタジー世界で冒険するもよし。
・現代世界の裏社会で好き放題暴れるもよし。
・ゾンビのいる世界で、ゾンビの大群にロケットランチャーをぶっ放すもよし。
・近未来SF世界でライトセイバーを振り回すもよし。

さすがに球技なんかは、ちょっと難しいかもしれません。

僕はオタク気質なところがあるので、ひとりで世界を再現して、ひとりでキャラクター作って、ひとりでテストプレイするだけでも楽しめてしまったりします。

TRPGは、あくまでダイス任せ的な部分もあるので、ひとりでテストプレイしていても、思わぬ方向に話が進んで行ったりするのが楽しいです。

キャラクターが超個性的

TRPGの醍醐味のひとつキャラクターの個性です。

GURPSは、キャラクターの個性の細かさトップレベルです。

そして個性の作り方がちょっと特徴的。

このGURPSは、決められたポイント(ゲーム内ではCPといいます)内で自分自身を作り上げていくシステムです。

その際に短所&弱点を作ることで使えるポイントを増やし、そのポイントを使って長所&強みを獲得していきます。

決めていくのは、こんな感じ。

・体力や知力などの能力値
・外見容姿
・社会的地位(財産地位や後援者など)
・身体&精神的な特徴
・技能(魔法も含む)

戦士や魔法使いなどの決められた職業選択はありません。

それだけ自由に、つまり好きなように個性的なキャラクターを作り上げることができます。

<運転><オートバイ>技能で愛車を乗り回し、技能が高ければカーチェイスだって可能。
<格闘><銃器>技能で好き放題暴れ回れます。

他にはあまり見ないような個性的なキャラクターとしては……

・本人は弱いけどお金持ち。
・警察や大企業がバックについている。
・目の敵にされている敵対者がいる。

こんなキャラクターもできます。

後援者に関しては、助けてくれることもあれば、何かを依頼してくることもあるので、一長一短。

敵対者に関しては、肝心な場面で余計な邪魔者として登場する可能性があります。
例えるなら……ルパン3世が犯罪組織と戦っている最中に、第3者として登場する銭形警部「ルパーン、逮捕だ-!」……みたいな。w

GURPSは、より個性的なキャラクターを作ることができ、より個性的な仲間に出会えるTRPGです。

追加ルールで超広がる世界観

GURPSは『ベーシック』の後に様々な追加ルールブックが出ており、それを利用することで、あらゆる分野の世界観、ジャンルの作品を作ることができます。

ひとつ挙げてみると、こちら。

『ガープス・マジック』

400頁ぐらいはあるのですが、この本まるまる1冊、魔法のルール本です。
魔法のルール、呪文リストなどがのっています。

正直すごいボリューム。

それだけ魔法ひとつとっても中身が濃いです。

どうでしょう?

GURPSというTRPG、少しは興味を持っていただけたでしょうか?

装備やアイテムであれば『ベーシック』に古代・中世~現代・近未来まで載っているので、それなりの世界観は再現できます。

この他、追加ルールのバリエーションについては、次回、お話しさせていただきたいと思います。

バリエーションを見るだけでも楽しめるので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

読んでくださって、ありがとうございました。
また来ていただけたら嬉しいです。

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