#0012
【 TRPGやろうぜ! 其の7 】
色々な分野、ジャンルの世界をTRPGで再現してプレイすることができるGURPS(ガープス)。
とても奥が深く面白いのですが、初心者には難しく、あまり向いていないと思うところがあります。
今回は、ガープスのどのあたりが難しいのか、ざっくりとに挙げてみようと思います。
データが多すぎる
ガープス紹介の時に載せた『ガープス・ベーシック』(1992)は第3版なのですが、現在は第4版(2005)になっています。
『ガープス・マジック』も追加魔法ルール『ガープス・グリモア』を合わせて1冊になった第4版(2006)が発売されています。
なのでデータ量が膨大です。
例を挙げるなら、呪文リストだけでも800種類。
一通りデータを見ているだけでも結構なエネルギーを必要とします。
キャラクターを作るにも、特徴だけでも多すぎて、どれをとろうか考えているうちに疲れてしまう可能性があります。
プレイする世界観に、どのデータが使えて、どのデータが相応しくないか、など見分けるのも面倒くさいです。
初心者の人は、第3版を使って、基本ルールに必要な追加ルールだけを組み合わせてプレイする方がわかりやすいと思います。
レベルがなく、育成が難しい
GURPSにはレベルの概念がありません。
一般的な経験値の代わりに、キャラクター作成の時に使ったCP(ポイント)を獲得し、それを使ってキャラクターを成長させます。
弱点を克服するか、長所を伸ばすか、新しい技能などを手に入れるかはPL(プレイヤー)の自由です。
ただ、一般的なゲームに見るような「レベルアップ!」みたいに全体的な能力底上げがあるわけではなく、また一度に得られるCPは多くはないので、成長を実感しにくいところがあります。
戦闘がシビア
戦いがシビアです。
慣れないと、慣れていても油断していると、結構簡単にやられます。
なのでガープスでは、予めの準備、作戦や状況判断などが非常に大事だったりします。
PL側が奇襲なんかにあったら、もう大変です。W
一瞬で全滅の危機になりかねません。
また、ちょっとした能力の違いや数の優位などが状況を大きく左右したりします。
間違っても、格闘技を学んでいないようなキャラクターが、黒服SPや筋肉ムキムキ、格闘技の専門家などを相手に正面から突っ込んでいくのはやめましょう。
また、ちょっとぐらい強いからといって、複数の相手に正面から挑むのもおすすめしません。
1対2になっただけで急に形勢が不利になりボコボコにされたりします。
その辺りはとてもリアルな感じです。
どうですか?
でもネガティブにならないでくださいね。
知っておけば、気持ち的に構えておけるので、それだけでも違うかと思います。
ただ、逆手にとってキャラクターに有利な状況をつくることで、困難な問題も突破が可能です。
ガープスは、キャラクターの個性がとても豊富なので、その分、個性をいかした作戦も豊富です。
他のTRPGよりも、より自由度が高く、作戦などにより頭を使えるところが醍醐味でもあります。
慣れるととっても楽しいTRPGなので、ぜひ一度プレイしてみることをおススメします。
読んでくださって、ありがとうございました。
また来ていただけたら嬉しいです。
コメント